- 一之江働く人・住む人
- 2021年01月27
- 【一之江住む人・働く人】飯田貴弘さん
「中途半端」がまた良い!
一之江生まれ一之江育ち、生粋の一之江人飯田貴弘さんに登場していただきます。
町会青年部や小学校の有志の保護者の会”金魚会”でリーダーを務め、今年からはPTAに参加されました。一之江の子供や町の活動に意欲的に取り組まれていますが、その積極さや行動力はどうしておこるのか?アウトドアや一眼レフカメラなど多彩な趣味を持つ飯田さんに生い立ちやその思いを、今も昔も変わらない近所の一之江境川親水公園にて語っていただきました。
彦田:飯田さんとは、“金魚会”でお世話になっていますが、パーソナルなことをお聴きするのは初めてですね。いつも自由なイメージで、”金魚会”が仕事かと思うくらいですが(笑)お仕事は何をしているんですか?
飯田:設計事務所やゼネコンとかいろいろ現場を回ったりしてる。営業職ゆえ、うまく時間を調整できてて。コロナの影響以前から、他のパパたちより子供と接する機会が多いほうだと思うよ。
彦田:お子さんは3人とも娘さんですね。これだけいつも一緒に過ごしていたら、娘さんもパパっこですね。
飯田:そうでもないよ(笑)厳しく勉強教えて、厳しすぎて泣かしたこともあるよ。
息子も居たらよかった?いや、三姉妹で良かったと思う。僕の趣味の山登りとかキャンプに付き合ってもらってる。子供も山に行くのは嫌いではないかな。
一之江は交通の便がいいから、どこに行くにもすごく便利だね。
写真:飯田さんのお子さんたちと、思い出の場所「佐々木養魚場」で
彦田:確か、一之江から生まれてこの方引っ越しされてないんですよね?
飯田:そう、一度も引っ越したことないよ。会社は工業団地なんだけど、そこから帰ってくるとやっぱりここは公園も多いしいいなと思うよ。
昔、両親が金魚園団地と言われる造成地を購入して、以来ずっとそこに住んでるよ。実は僕が結婚する少し前に父親がなくなって。兄二人は結婚と同時に家を出て行っちゃったから、母親を一人にさせられないってことで。兄弟が集まる家がないと寂しいからね。
大人になって思ったけど、3人兄弟案外役割分担があって、長男は的確な指示をだして、次男は僕よりとてもよく気付く。僕は文句も言わずにそれに従うって感じ。
だから子どものころは、悪ガキの子たちに誘われると、全然断れないんだよね、よく一緒に悪いことしに行ったよ(笑)
近所の佐々木養魚場から、台風の後、水があふれだしてね、みんな、用水路とかどぶ川に網を持って金魚拾ってたね。
彦田:今の飯田さんの積極性を見ると、幼少期から人の上に立って何かするタイプかと思っていました。
飯田:いや、上に立つタイプではないよ。 でもみんなが面倒くさいことを僕は面倒くさいと思わないんだよね。楽しいことを純粋に楽しみたいだけ。
だからリーダーシップとかないよ。まったく。
彦田: 人が面倒くさいと思うことをやれるって、すごく器用なんですよ。
あと、リーダーシップでいったら、いろんなタイプがいるけど、
いわゆるピラミットの頂点的なリーダーより、飯田さんは、みんなの意見を聞いてやっていこう、というような調和を大切にしたリーダーシップを取られてます。
だから人の話をよく聞いてくれますね。いったんその人の気持ちを受け止めてくれるからみんなからの信頼は厚いですよ。でも八方美人ではない。その絶妙なバランス感覚。とても自然体だと思います。
飯田:よくわかってるねー(笑)そういう意味では、いろんな人の話を聞くことは積極的にしているよ。仕事でもプライベートでも。まず向こうの話を聞いて、だね。
彦田:こういった飯田さんの特徴は、どこからうまれてきたのでしょうか?
飯田:んー、わからないな、けど小心者だからかな。
みんなで楽しく、って思ってるから、そこまで自分を押し出した意見は言わないけど。
町のボランティア活動も楽しいから続けていられるだけだし。
子育てに対しても、親が楽しんでるのを見て子供も楽しんでほしいって思ってるだけ。
子どもには、いろいろ体験してもらって感じ取ってもらえれば、と思っているだけだよ。
写真:一之江境川親水公園のカルガモたち
彦田:そうなんですね。じゃ、一之江で家族となにか体験してもらえるところってどこですか?
飯田:川かな。釣をする人にしたら海も近いし、川も多いし、いいところだよ。どこへ行くにも
河川敷も広くて家族で自転車乗るのもアップダウンなく走りやすいし。
買い物も便利だな。スーパーも郊外店のようなバカでかくはないけど、程よく近くにあるし全然困らない。
彦田:それって一之江に住まないとわからない魅力ですね。
飯田:そうそう、公園もたくさんあるし、緑も多いから気持ちいよね。
そしてここはソーシャルディスタンスが保てる、3密ではないね。
でも、歩いてるとおじいちゃんからおばあちゃんから子供まで、知り合いばっかり。
その密着度合いはすごい。
そういう深い付き合いも今避けてる人が多いけど、ここには人の繋がりがたくさんあるよね。例えば去年台風の時に、町会に入っていて避難所の情報がすぐ入ってきて良かったっていう人がいたし、救援物資も町会単位で配られるから、いざという時のために、と入会してる人が多いみたい。この辺の近所付き合いの良さは一之江らしいと思ってる。
いってみれば、都会でもなく田舎でもなく、程よい感じが一之江にあるよね。
そして結構、いい感じの中途半端!
他の土地は知らないけど、こんなこと言ってもいいのかな(笑)
写真:自宅でキャンプするのが趣味だそう
飯田さんから一之江に対する面白いキーワードが飛び出したところでインタビューを終了。一之江のフレンドリーな人間関係の中から育った飯田さんの性格が少し垣間見れた時間でした。
彦新ビルは
駅から徒歩1分
最寄り駅は都営新宿線「一之江駅」 新宿まで30分
羽田空港行きリムジンバス30分
成田空港行きリムジンバス1時間(60分)
東京都江戸川区一之江8-19-6